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蓮の花

農業を始めた経緯

年号が令和となり、早くも一か月が過ぎました…ホント時の流れは早過ぎますね。ワタクシはと言いますと、種蓮根の定植も無事に終えることができ、束の間のゆったりした時間を過ごしたいと思いつつ、今までやりたくても出来なかった仕事に取り組んでいます(まさにブログの執筆とかね)。笑

 さてさて新しい年号となった訳ですが、新しいことを始めるには覚悟が必要になる時があります。私が農業の世界に飛び込んだ時は、今思い返せばそれなりの覚悟をしていたと思います。

 私は14歳の時に父親を癌で亡くしており、父の死後は祖父と母が蓮根の仕事を引き継いでくれていました。私は自分の将来をハッキリと決めることが出来ず、大学卒業後は就職をする予定でいました。

父の遺影と乾杯 顔が似ているとよく言われます

そして、大学を卒業する年に私は思い悩みました。就職か就農か、自らの進路を自分の手で選ぶことが出来ない鬱屈とした状態が続きました。人間は弱いもので、最終的には教会へ通いながら「自分は何のために生きるんだろう」と、真剣に考えていました。笑

 そんな時、生前に父が言っていた言葉を思い出しました。「迷ったら人の選ばない方を選びなさい。その方が絶対に面白い人生になるから。」私はその言葉に導かれるように、自分しか選べない家業を継ぐという選択をしました。

大学生の頃の私 アルバイトで忍者をしていました

実際のところ、私は小さい頃から農業をやりたいと考えたことはありません。どちらかと言うと、田んぼの畦にいる昆虫を追いかけて観察していることの方が楽しく、将来は昆虫の研修者になりたいと思っていました。

 しかし、農業の特に蓮根という作目を栽培していると、地域で蓮根を生産していることで守られている自然の生態系を、間近に見ることが出来ました。小さい頃に遊んでいた生き物たちは、蓮根があったから生きていられたのです。それを知ってから、自然への負荷が少なくなるよう、農薬と化学肥料を使わない栽培に切り替えました。

また、やはり私も農家の血を引いているのか、自分の育てた野菜を美味しいと食べてもらえると至上の喜びを感じます!そんな消費者の声を直に聴くために、蓮根の直販にも取り組んでいきました。  この決断が正しかったかどうかは、今はまだ分かりません。しかし、間違いなく言えることは、私は人生をかけて打ち込める一番楽しい選択をすることが出来た、ということです。  これから先、私の周りで迷い悩んでいる人がいれば、自分自身がそうであったことを思い出し、「迷ったら人と違う道を選びなさい」と声を掛けるでしょう。

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