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佐織中学校での授業~「働くことの意義」について~

先日、9月25日(金)に、愛西市の佐織中学校にて、中学校2年生の生徒さんに授業をさせていただく機会をいただきました。なんと2時間まるまる頂き、講義やワークショップなど盛りだくさんの内容でした。

最初の講義では「働くことの意義・社会貢献」というテーマで、代表の田島寛也がお話ししました。今回の記事では講義の内容をふまえて、農業5年目を迎えて今思うことについて書いていきます。

就農・蓮根の直販をスタート

大学生時代、就職するか就農するかで迷っていたころ、「迷ったら人と違うことをしなさい。そのほうが絶対に面白いから」という父の言葉に背中を押されて就農を決意。しかし最初は、右も左もわからない中でただただ蓮根を出荷するだけの毎日でした。何のために仕事をしているのか見失うこともありました。

それでも、「鮮度抜群の蓮根を食べてもらいたい!」という想いから、少しずつ蓮根の直接販売をスタート。お客様と直接繋がり、掘りたての新鮮な蓮根を「田んぼ直送」することを始めました。有難いことに応援してくださる方たちに出会い、蓮根を美味しい!と喜んでもらえることが増えてきました。

農家から「蓮ブランド」への転換 

そんな中で、蓮根を販売するのはもちろん、蓮根掘り体験や蓮の花見会、お料理教室などを開催するようになりました。参加されたお客様にも大変喜んでもらえて、「蓮根ってこんなにキレイなお花が咲くのね」「蓮ってすごい植物だね」という感動の声をいただくようになりました。

そのような経験から、「蓮」の奥深い魅力に気づき、「蓮ブランド」として、蓮を通じて多くの人に身近な幸せを提供したいと考えるようになりました。

そして、2年前に法人化し「田島蓮園」を設立。「農業を通じて、人・自然・地域を繋げる。」という経営理念を定めました。

今年は、蓮の花・蓮の実・蓮根の加工品の開発&販売も開始し、着実に蓮ブランドへの一歩を踏み出しています。そうして農業を続けるなかで、たくさんのご縁を頂き、仕事の幅もどんどん広がっています。

蓮根掘り体験、蓮の花見会、地元福祉施設との農福連携、今回の中学校での授業など、色んな取り組みが、経営理念である「農業を通じて人、自然、地域を繋げる」ということにつながっています。田んぼを維持し、地域の生態系を守ることや、規格外品の有効活用など、SDGs にも繋がる取り組みも生まれています。

人との繋がりを大切に

こうして振り返ってみると、 今まで農業を続けてこられたのは、支えてくれる人たちの繋がりがあったからだと強く思います。

一過性の関係ではなく、自分たちの仕事を通じて、お客様をはじめとする人たちと深く繋がり、人生に寄り添うような関係を築いていくことの大切さを感じます。特に、コロナ禍で不安を感じやすい今だからこそ、農業を通じて身近な幸せ・安心を感じてもらいたいと思っております。 

今後は、いつも応援してくれる方々のために、蓮文化に関する情報の発信、交流も積極的にやっていきたいと思っています。ただ、現在はコロナの影響で試食販売やイベント開催など直接お会いすることが難しい状況……。そこで始めたのが田島蓮園のYoutubeチャンネルです!(詳細は👇からご覧くださいませ!)

田島蓮園Youtubeチャンネル

日々の蓮園の様子や、取引先の飲食店様などを動画で紹介していく予定です!少しでも蓮で癒されて頂けたら嬉しいです。

働くことの意義とは…?

このように、授業では私たちの今までの活動を振り返りつつ、今後の展望についてお話しました。今回の講義のテーマである「働くことの意義」は、中学生の皆さんには少し難しいテーマに思えるかな?と思いました。でも、どんなに小さなことだとしても、目の前の仕事を丁寧に積み重ねることで人とつながることができ、働く意義も感じることができるのではないかと思っています。まずは一歩ずつ、目の前のことにしっかり向き合うことの大切さをお伝えして、授業は終了しました。真剣に聞いてくれた生徒さんたち、ありがとうございました。

授業が終わった後、私たちのところに来て「農業やりたいです!」と言ってくれる子もいて、非常に嬉しかったです。憧れの仕事が農業になる日を目指して、これからも日々邁進していきます。

これからも、事業の目的である経営理念を忘れず、人との繋がりを大切に農業に取り組んでいきます!

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